
一般的にカタレプシーというと、強硬症とも言われ、緊張病症候群の症状の1つとされています。
具体的には、外部から一定の姿勢や四肢の位置を取らされた人が、自ら姿勢を変えようとはせずに長時間そのままでいることを言います。
高度になると筋緊張が高まり,四肢を思いのままの形に、あたかも蝋細工のように曲げて不自然な姿勢を保持することに由来しています。
動画で動物の催眠を見たことがある人もいるかもしれませんが、カエルやニワトリにある姿勢をとらせると、そのままの姿勢のまま動かなくなったりしますが、これも一種のカタレプシーと言えます。
蝋屈症(ろうくつしょう)と言われる、まるで蝋人形になってしまったかのように、長時間同じ姿勢を保持し続けます。
催眠術によっても、『催眠カタレプシー』が起こります。
カタレプシーの特徴としは、能動性を失っており,自発的行動ができないところにあります。
逆に言うと意識は障害されておらず、催眠中、カタレプシー状態となって動けなかった間の記憶はしっかりあります。
『催眠カタレプシー』の状態では、筋肉の不随意緊張が起こっています。
これにより、手足は、固定された位置のまま動けなくなります。
催眠カタレプシーに入ったときの脳波は、いろいろと研究されているものの、いろいろと意見が分かれています。
単に、催眠カタレプシーの時も、覚醍時の脳波がみられるに過ぎないという結果もあれば、睡眠と類似した脳波がみられたという結果もあります。
これは、与えられた催眠暗示の内容であったり、催眠状態の深さ、もちろん個人差もあることでしょう。
また催眠術は思い込みによるところが大きく、催眠術に対して持っているイメージによっても変わってくるかもしれません。
催眠カタレプシーは、軽度の催眠、催眠術にかかりかけの状態でも簡単に起こります。
例えば、動画などでよく見られ、催眠術師が催眠術にかけるとき、まず最初にやるような手を握ってそれが開かなくなるとか、腕を伸ばした状態で腕が曲がらなくなる、瞼が閉じたまま開かなくなるというのも、筋肉の不随意緊張が起こって動けなくなっているもので、催眠カタレプシーの状態なのです。
もちろん、テレビや動画、催眠術ショーなどで、タレントや観客に催眠術をかけて、立っている状態のままガチガチに固めて動けなくしたり、感覚が空いた椅子の上に、まるで橋をかけるようにするヒューマンブリッジも催眠カタレプシーの状態になります。
でも、催眠カタレプシー状態のヒューマンブリッジ状態のタレントさんや観客を見ていると、体はガチガチに固まって自分の意志では動けず、椅子と椅子の間にかけられた橋のようになって、上に人が乗ってもガッチガチのままになっているけれど、普通に目を開けて、催眠術師や周りの人と普通に話したりして、もちろん意識もしっかりしています。
自分がヒューマンブリッジ状態になっていることも、わかっていて、ただ体が固まって動かせない状態です。
意識もあって普通なのに、言われたとおり体だけがカチカチに固まってて動けない。。。
催眠カタレプシー状態では、脳波はα波が比較的よくみられているという研究報告もありますが、これは催眠カタレプシー状態でも、意識はあって自分の状況は理解できていることと一致しているのかもしれません。
催眠カタレプシーにかかっている時は、催眠暗示によって前頭葉の働きが抑制され、それにより運動野へのネットワークも減少し、その結果、意識はあるものの、催眠暗示に対する受動的な動きに抵抗せず、催眠術師によって彼に与えられた不自然な姿勢でさえ、ポーズをとって固まったままになってしまうのでしょう。
催眠術にかけるとき、一点を凝視させ、
ほーら、だんだんと瞼が重くなってくるぅー。
はい、もう瞼がピターっとくっつきましたよ。もうどんなにもがいても瞼を開けることができません!
実際に、催眠術にかかり、目のカタレプシー状態に入ると、本当に催眠暗示されたとおり、瞼を開けることができなくなります。
目のカタレプシー状態になると、閉じた瞼が少しピクピクしていたりすることもあります。
まゆをつりあげたり、目を少し強く閉じて反動をつけようとしたりする動きはできるのですが、瞼を開けるのに必要な筋肉が、そのまま固まって動けないような感じです。
これは、催眠暗示により、周りの筋肉は動けるのに、瞼を開けるのに必要な筋肉を動かすための運動野が抑制されたり、ネットワークが減少することにより、瞼が開かなくなってしまうものと思われます。
感覚とか、気分は、かけられてる催眠暗示によっても変わってきます。
気分は、意識はしっかりあって、抵抗も試みようとしてて、こんな感じ・・・
ううっうっ~ん… どうして瞼が開かないの?
なんか固まっちゃってる感じ…
催眠術ショーや催眠動画を見ていると、催眠術にかかった人に強制的にポーズをとらせたりすることがあります。
催眠術をかけられている人は、まるでお人形さんにでもされたかのように、強制的にとらされたポーズのまま固まっています。
実際に私も何度も経験があります。
このようにとらされたポーズのまま、動けなくなってしまいます。
このときは、強制的にとらされたポーズのまま、体が動かない、つまり能動性を失っており,自発的行動ができない状態で、催眠カタレプシーの状態と言えます。
どんな感覚なのかというと、催眠術にかけられていることは理解できてます。
もちろん意識もあるけど、眠くて少しとろんとした感じはあります。
感覚は与えられてる催眠暗示によって異なり、「石像のように固まる」と言われると、体が重くセメントで固められたような感覚になるし、「銅像のように固まる」と言われると、体が金属のスーツを着せられたるように重くて動けない感覚になります。
何も特に言われず、ポーズを取らされえtから「はい、そのまま動けないよ」と言われると、なんか自分が蝋人形になってるような感覚です。
蝋人形だから、ポーズ取らされるときに柔軟に動き、そのまま固まった状態になるというイメージが私の中にあるのかもしれません。
とにかく、恥ずかしいポーズでも、そのままの状態になってしまいますし、手足の筋肉だけでなく、催眠暗示によっては、顔の表情筋もそのまま固まってしまうからすごいです。。。
よく催眠カタレプシー入って、そのまま目を開いたまま固まった状態にさせられてる人の目の前で、手を振っても動けないような状態を、催眠術ショーやテレビでやっていたりします。
私も経験ありますが、催眠術師に促され、催眠術にかけられた私の目の前で手を振って、私が本当に催眠状態におちているかどうかを確かめた友達も、目の前で手を振っても微動だにしない私を見て、たしかこんな内容のことを言っていました。
なんか蝋人形にされちゃってるみたい。。。
手を目の前で振っても全然反応しない・・・
ツン姉(実際は私の名前)? 大丈夫?
本当に催眠術かかっちゃってるの?
催眠術ってすごいですね。
眼球もカタレプシー入っちゃっていたと思うので、目の前で手を振られても、そのまま視点まで固まった状態だったと思います。
友達の声も聞こえてるし、会話の内容まですべてわかっています。
手を振られてることもわかっています。
でも動けないんですよね。
本当に意識はあるんだけど、肉体が取らされるポーズのまま動く蝋人形にさせられてるような感覚・気分でした。
もしかしたら、友達がこのとき、「蝋人形にされちゃってるみたい」というようなことを言ったので、
・・・そうか、蝋人形みたいなのね、私。
そう言われればそうだよね。。。動けないし、変幻自在にポーズ変えられるし。。。
というように、私の潜在意識の中にインプットされ、以降、このような催眠術をかけられたときには、似たような感覚になるのかもしれません。
感覚・気分のイメージとしては、こんな感じかな^^
結構、こういう感覚って、人によって違うのかもしれませんね。
実際に、友達に手を振られたときは、眠くてとろんとして、視界はぼやけていて、振られた友達の手もぼんやりと視界に入っていました。
ただ、催眠状態でカタレプシーに入っていたので、友達も言っていたように視点が固定されたままの状態で、遠くを見つめている感じあdったので、ピンぼけしたような感じだったのかもしれません。
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