
催眠誘導では、人間の体の構造上、どうしてもそうなってしまうようなものを利用して、その現象が、本来人間に起こって当たり前の反応であったとしても、それが催眠暗示によりそのような現象が起こっているのだと信じ込ませて、催眠誘導していく方法があります。
たとえば、このように手を組んで人差し指をまっすぐに伸ばしてから、人差し指の間を少し開いて、その間をみつめていると、だんだんと人差し指がくっついてきてしまいます。
これは、人差し指がくっついているほうが人間の自然な形に近く、むしろ指を開いているほうが不自然で力が入っています。
時間とともに、しだいに疲れてきて人差し指が寄ってくるのは当たり前のことなのです。
催眠術師は、
さあ、人差し指を見つめていると、だんだんとくっついてきますよ!
というようなことを言って、人差し指がくっついてきたのが、あたかも催眠暗示によるもののように話します。
この体の仕組みを知らなければ、催眠暗示によって人差し指がくっついてきたものだと思い、自分は催眠術にかかっちゃったんだと思い込み、本当に催眠術にかかってしまいます。
催眠術では、瞼がくっついて開かなくなるという催眠暗示があります。
この程度の運動支配であれば比較的かかりがうすい状態でも反応するものですが、催眠誘導によって、簡単に閉じた瞼を開けられなくなってしまう、眉を吊り上げてもがいても開かなくなってしまうトリックがあるのでご紹介します。
こんな感じで、目を閉じ、閉じた状態で後頭部を見つめるような感じで意識します。
しばらく集中していると、いきなり『瞼が開かない』と言われ、本当に瞼が開かなくなってしまいます。
こんな感じで、瞼を開けることができず、眉を吊り上げてもがいても、瞼はピターッとくっついてしまっていて開けません。
さて、ここで種明かしです。
後頭部に意識を集中して、そちらを見つめるようにすると、目が閉じたままの状態で、リラックスをして力が抜けている状態であれば、すんなりと瞼を開けることは容易だと思います。
しかし、目を閉じたままの状態で、後頭部を見つめるような感じであったり、上や下を見つめるような感じで目の筋肉に力が入っていると、そちらの力のベクトルのほうが大きくて、瞼を開けようとする力が全然きかなくなってしまいます。
それで、瞼が開けづらくなってしまうのです。
実際にやってみると、瞼が開けづらくなると思います。
通常、瞼を開ける筋肉としては、上眼瞼挙筋やミュラー筋が働き、瞼板が持ち上げられて瞼を開けることができるのですが、他の目の周りの筋肉の力が強く、うまく目を開けれないのです。
眉を吊り上げても瞼が開かないのは、眉を吊り上げる筋肉は、瞼を引き上げるための筋肉はほとんど関係なく、眉を吊り上げても、ほとんど瞼を開けることにはつながりません。
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