催眠術の日、あえてかけられたくない催眠術にかかり操られてみました
3月21日は、3(サン)、2(ニイ)、1(イチ)、ハイ!ということで、語呂合わせから『催眠術の日』になっています。
『催眠術の日』は、深い催眠状態にされ、とっておきの催眠術をかけられたりするのですが、特に、催眠術でここまでやっちゃうの?という実験をされました。
前にも何回かされたことはあるのですが、あんまりされたくないので、年に1回ぐらいの特別な日ということで、久々にかけられてみました。
やっぱり、催眠術って強力ぅ⤴⤴
催眠術の威力を再認識しました。
年に1回ぐらい、催眠術の威力たるやを再認識する意味でも、たまには、あえてかかりたくない催眠にかかってみるのもいいかもしれません。
顕在意識と潜在意識
人間には、顕在意識と潜在意識があります。
私たちが、普段いろいろと考えて行動している時は、『顕在意識』が働いています。
つまり、もちろんやっていることはわかっていますし、それがおかしなことかどうかもわかります。
そして、いろいろと考えたりしています。
他人から何かおかしなことを言われても、おかしいなと批判することができるのです。
一方、特に意識していなかったんだけど無意識のうちにやってしまうこともあります。
これが『潜在意識』です。
ダイエットなどをしていて、頭では痩せなくちゃいけないから食べちゃダメと理性で判断している状態が『潜在意識』状態です。
そして、頭では食べちゃダメとわかっていても、ついスイーツに手が伸び口に入れてしまっていたりします。
このように、頭ではわかっているけどやめられず、本能のおもむくままに行動してしまうのが『潜在意識』です。
理性のフィルターと催眠術
私たちが本能にまかせて行動してしまうと、それは人間以外の動物と同じになってしまいます。
つまり、他人にどう思われようがかまわずに、欲望にまかせたままの行動をとってしまいます。
しかし、人間は理性をもって社会生活を営んでいます。
理性で欲望を抑え、感情をコントロールしているのです。
そしてまた、理性でいろいろな物事に対して、おかしいと感じたり、疑いをもったり、批判的な思考ができるのです。
この理性は、『理性のフィルター』によって守られています。
普通、私たちは変なことを命令されても、『理性のフィルター』によって跳ね返されてしまいます。
変なことを命令されれば、これはおかしいからやらなくてよいとなるわけです。
ところが、催眠術の催眠暗示は、この『理性のフィルター』を壊して脆弱にしてしまいます。
すると、催眠暗示は、『理性のフィルター』をすり抜けて、潜在意識に働きかけるようになります。
こうなると、『理性のフィルター』によって、言われたことに対して、おかしいといったように批判的にみれていたのが、それが効かなくなってしまいます。
すると、催眠暗示によって変なことをさせられても、それがおかしいことなのかどうか判断できなくなってしまうのです。
だから、やらされていることはわかっているけれど、そのことがおかしなこととは思えなくさせられてしまっているのです。
催眠術ショーなどでは、理性的な人と思われる人が、

あなたは猿です!
と暗示をかけられ、

ウキーキッキッキッキ
と完全に猿になってしまいます。
これは、まさに催眠術によって変性意識状態にさせられ『理性のフィルター』が壊されてしまっている状態なのです。
やっていることはわかっているけど、それがおかしいこととは思えない、むしろこれが正常で当たり前のことだと思い込んでしまっているのです。
だから、催眠術が解かれた直後、変性意識状態が解除され、催眠中にやっていたことは覚えていますから、赤面状態になったりするのです。
こんなことしちゃうの? という催眠術の威力
催眠術によって理性のフィルターを壊されてしまうと、催眠暗示に対して、それがどんなに理不尽でおかしな暗示であったとしても、理性で考えられない変性意識状態ですから、暗示されたことがそのまま、潜在意識に働きかけます。
そして、それを本能として言われるままに素直に実行してしまうのです。
それでは、私がされた催眠実験をご紹介します。
催眠術で本当にこんなことしちゃうの?
ということで、まあ催眠術にかかっていない普通のときは、まずしないということをさせられました。
まずは深い深い催眠状態にされてリラックス。
もうリラックスしてヨダレがツーツーっと垂れるくらいいい気持ちで、そこで催眠暗示を入れられて、3(サン)・2(ニイ)・1(イチ)・ハイ!
催眠暗示スタートです。
垂れているヨダレをそのまま洗顔するように自分の顔に塗りまくり、ワイプするという暗示です。
はっきりいうと、こんなこと催眠術にかかっていなければ絶対しませんし、お金くれると言われてもちょっとやりたくないようなことですよね。。。
でも、やってしまうのです。
催眠中は、やっていることはわかっています。
そして、自分が催眠術にかけられていることもなんとなくわかっていて、そういった意識はずっとあります。
ヨダレとかが顔にくっつきベタベタした感触はあり、ヨダレといっても唾液ですから、唾液独特のツーンとしたニオイがします。
催眠状態で脱力した感じがあり、また顔を手でワイプしている状態なので、ヨダレもどんどん出てきていて、顔ぐちゃぐちゃ状態です。
催眠術にかかっているとはいえ、こうした状態も、全部わかっています。
むしろ、催眠状態で集中している感じで、感覚がとぎすまされたゾーン状態みたいな感じなので、顔がベタベタした感じや、鼻にツーンとくるような感覚には、敏感になっている感じです。
感覚はかえって鋭くなっている感じです。
でも、この状態がおかしいと思えなくなっているのです。
さすがに、感覚が鋭くなっているせいか、少しキツイ、なんとなくイヤという感じもあるのですが、催眠状態で強い暗示をかけられているので、これが当たり前というふうになってしまうのです。
だから感覚ではちょっとキツイ、イヤという感じが多少あっても、こういうものなんだという感じで、気分や感情がずっとフラットなままという感じです。
このときの、私の気分・感情を表現すると、こんな感じです。
ただ、黙々と、暗示されたことを素直に実行するだけ。ただそれだけ。
催眠を解かれたときの黒歴史感
いよいよ催眠術を解かれるときですが、解かれた瞬間に、変性意識状態が解除され、理性のフィルターが正常化します。
そして催眠中自分がしていたことは覚えています。
自分が今やっていたことが、非常におかしなことと気づき、顔をワイプしていた手はとまり、しばらく固まります。
うっ・・・ 私はなんてことをしてたんだろう。。。
そして、まずは顔から手を離すと、唾液の糸がツーっと伸びていき、顔のベタベタした感覚や鼻にしつこくしみついたツーンとした唾液のニオイ。
敗北感に近い、なんともいえない感情。
ここまでやってしまったんだ。私ってみじめ。。。
催眠術を解かれ、正常な気分や感覚が戻ってくるのです。
本当に、催眠術とはいえ、こんなことをしてしまったんだという黒歴史感
催眠中は、まさにこれが私の仕事というぐらいの感じでやっていたことが、催眠術解かれた瞬間、私ってこんなバカでアホみたいなことやらされていたんだ・・・となります。
催眠術の威力はすごいです。。。
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