
緑のきつねと赤いたぬきって、カップ麺?と連想した人もいるかと思いますが、ここではそういった赤いきつねと緑のたぬきと勘違いしないように、緑のたぬきと赤いきつねにしてみました。
催眠術師から、次のように言われたとします。
「さあ、今から緑のきつねのことは絶対に考えないでください。
もう一度念のために言いますが、絶対に緑のきつねのことは絶対に考えないでください。
緑のきつねって、そうそういないので見たことないと思います。
ついつい思い浮かべてしまいそうになりますが、緑のきつねのことを考えるのは、私がいいと言ってからにしてください。」
多くの人が
「緑のきつね・・・」
考えるなと言われれば言われるほど、頭に浮かんできてしまったりするものです。
人間の脳は、「~してはいけません」と言われれば言われるほど、したくなってしまうものなのです。
つまり、人間の脳は否定形の言葉は理解できないということになります。
もし、『緑のきつね』を思い浮かべてほしくなかったら、催眠術師は次のようにいったほうが良いでしょう。
「さあ、今から赤いたぬきのことを想像してみましょう。
そのたぬきは、とても鮮やかできれいな赤色をしています。
愛くるしいぽっこりとして、くりっとした目の赤いたぬきです。」
こうなれば、たいていの人は『赤いたぬき』のことを思い浮かべるでしょう。
つまり、緑のきつねのことを考えることはないのです。
催眠術では、どもりを治すとか、赤面症を治すとか、ダイエットや禁煙など、自分をより良いものに変えていくために行われるものもあります。
こうした、催眠術の場合、催眠暗示は、否定形の言葉は使うべきではありません。
なぜならば、催眠状態となり無意識状態の脳は、否定形の言葉を理解できないからです。
前述の『緑のきつね』と同じように、考えまいとすればするほど、考えてしまうものなのです。
どういうことかというと、例えばダイエットで『間食はしない』ということを考えた場合、
「間食はしない」というような催眠暗示だったら、間食をイメージしてしまったりします。
すると、それが逆効果になってしまうこともあるのです。
ダイエットを目指している人に
「あなたは、間食しなくなぁーるぅー」と催眠術をかけると、「間食」という言葉でおいしそうな間食を連想してしまったりします。
そういった場合は、
「あなたは、三食の食事でお腹がいっぱいになり大変満足する。」というような暗示にすれば、いいでしょう。
催眠状態で、無意識の状態に催眠暗示が届くことにより、人々は変わります。
しかし、催眠状態で無意識の状態では、否定形の言葉を理解できません。
例えば、自己卑下してしまうような性格で、「自分のことは嫌いだ」という性格に悩んでいる場合、
「あなたは、自分のことが嫌いではなくなーる」
と暗示するよりも
「あなたは、自分のことが大好きになーる」
と暗示したほうが良いのです。
なぜならば、「嫌いでなくなる」ということは、現在は「嫌いなんだよな」みたいな感じで、ある意味、潜在的に自分が嫌いだということを
認めてしまっているようなものです。
自己開発系の催眠暗示は、肯定的な言葉のほうがいいということになります。
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