
Hypnosis
催眠術ショーでは、いろいろな演出がされますが、その中でもビジュアル的にもインパクトがあるのが、音楽がかかると踊りだしてしまうというものです。
この音楽がトリガーとなって暗示が発動し踊りだしてしまうという催眠術は、テレビの催眠術スペシャルなどでもよく行われたりするので、演出としては好まれるのかもしれません。
実際に、ステージの下で見ている人は、催眠術にかかっている人が音楽とともに本当に踊りだすのだろうか、どんな風に踊るのだろうかと、期待に胸を膨らませたりするでしょうし、もしこれがテレビ番組だとしたら、これからどうなるんだろうとドキドキしているかもしれません。
確かに催眠術師の命令で、何十人もの人が素直に踊りだし、音楽が止むと同時に踊りを止めるという光景は、催眠術の威力を感じさせるには十分かもしれません。
まるで催眠術にかけられた民衆は、おもちゃ屋さんに並んだフラワーロックという音がすると踊りだすサングラスをかけたヒマワリの花のように、ミュージックスタートが暗示発動の合図となって反応して踊りだしてしまいます。
Hypnosis
私は、実は催眠術ショーでダンスさせられたことは1回だけじゃないんですが、一番印象に残っている時のことを紹介します。
友達と3人で催眠術ショーに行き、3人ともステージにあげられて集団催眠を受け、そこで私を含め3人とも撃沈w
そんなこともありましたが、その時も、音楽がかかると踊りだすという催眠術をかけられました。
ステージにあげられた民衆は、並べられたパイプ椅子に座らされます。
私も友達2人と並んでパイプ椅子に座り、集団催眠が始まります。
パイプ椅子に座った民衆は、催眠術師の暗示とともに、どんどんと深い催眠状態へ落ちていきます。
集団催眠にかかって椅子に座ったまま脱力しているステージ上の民衆に、催眠術が暗示を施していきます。
さあ、あなたたちはダンサーです。 音楽が聞こえてくると華麗なダンスを披露したくてどうしようもありません。
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その時、用意されていたのは全部で5曲で、男女共用が3曲、男性用1曲、女性用1曲
それぞれ、曲調に合わせて踊るように暗示をされ、仕込み終了です。
具体的には
●男女共用(全員が踊るように暗示)
東京音頭:盆踊り
U.S.A. (DA PUMP):中テンポのダンス
スケーターズ・ワルツ:ゆっくりテンポのダンス
●男性用(男性のみが踊るように暗示)
YOUNG MAN (Y.M.C.A.):元気よく踊る
●女性用(女性のみが踊るように暗示)
曲名不明のアラブの音楽みたいな曲:セクシーに踊る
昔のことだけど意外と覚えているものです^^
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結果はというと、私は、女性が反応する4曲、全て反応したダンスしましたが、2人の友達はアラブ音楽でセクシーに踊るという暗示には反応せずでした。
催眠術ショーの帰り、一緒にステージにあがった友達と感想会で、お互いの感覚とか気分の情報交換をしたら、自分とは違う感覚だったりしました。
友達Aの反応
東京音頭での盆踊りも椅子に座ったままちょこっと手を動かしていただけの反応でした。
自分はプロのダンサーだから人前で真面目に盆踊りを踊るなんて恥ずかしくて嫌だという感情で踊らなかったということらしいです。
アラブ音楽によるセクシーダンスについては、やはり恥ずかしいので踊りたくないというのと、どうやって踊るのかピンとこなかったのでプロのダンサーとしてはいい加減な踊りはしたくないという気持ちが重なり、踊る気持ちにならず反応しなかったそうです。
友達Bの反応
東京音頭で盆踊りについては、踊ってしまった友達は、やはり恥ずかしいという気持ちがあったそうですが、東京音頭を聴いて他の人が踊りだしているのをみて踊りたい気持ちになってきて、葛藤の末に踊ってしまったみたいです。
アラブ音楽によるセクシーダンスについては、踊りたい気持ちもあったけど、やっぱりステージの上でセクシーな踊りをするのは恥ずかしいという葛藤の結果、恥ずかしいという理性が勝ってしまったことによって、踊りたくないという感じで踊らなかったらしいです。
ステージの下やテレビの画面越しに催眠術にかかって踊らされているのを見ている人達は、みんな同じように踊っているように見えますが、実は、踊らされている人の感覚や気分は人それぞれなんですね。
私の場合、4曲全てに反応して踊ってしまったんだけど、たぶんステージの下でみていた人からすれば、同じように反応していたように見えたかもしれません。
でも実は、催眠術にかけられている私の気分や感覚は、微妙に曲により気分とか感覚が違っているのです。
これは、実際にかかっている人じゃないとその感覚はわからないと思うし、また私の他にかかっている人が私と同じ感覚であるかというと、違う可能性のほうが大きいんだけどw
まずは、U.S.A. (DA PUMP)とclass="mky_blue_a">スケーターズ・ワルツは、ダンサーとして踊りたくて、みんなに見せたくて率先して踊っていました。
東京音頭で盆踊りの場合は、ダンサーなのに盆踊りも踊るのかなという感覚があり、それとともに踊るのが恥ずかしくなってきました。
私の中で、ダンサーは盆踊りとは違うというパラダイムというか思いがあったので、ダンサーがわざわざ人前で盆踊りを踊って見せるのも恥ずかしいとなったわけです。
でもその思いに反して、体は勝手に音頭にノリノリで動き出しちゃっていて、踊っているうちに楽しくなるとともに、ダンサーなんだから踊るのは当たり前かっていう気分になっていきました。
アラブ音楽によるセクシーダンスは、正直、やりたくなかったです。
やはりいくら催眠術ショーとはいえ、ステージの上、大勢の人の前で表情までセクシーな表情で踊るというのは抵抗があり、恥ずかしいという気持ちがものすごく強く、やりたくない気分でした。
催眠中とはいえ、意識もちゃんとあるので、周りを見て反応していない女性も多く、反応している人も反応が薄く、椅子に座ったまま体を少しくねらせてる程度だったりというのも、わかっています。
だから、なおさらやりたくないのですが、耳から媚薬のように流れ込んでくるアラブ音楽に踊りたい衝動を抑えきれなくなり、スーッと椅子から立ち上がってしまい、もう本当にやりたくなんだけど、ステージの前の方へ出ていってしまい、踊らずにはいられないという感覚でした。
顔の表情も、本当に本当にやりたくないのに、音楽を聴くとどうしても表情をつくりたい衝動にかられて、髪をかきあげながらウッフーン アッハーンというような表情をつくっていました。
だから顔の表情とは裏腹に、結構つらいまではいかないけど、きつかったです。
結局、アラブ音楽に対する多くの女性陣の反応はイマイチでした。
まあ、そこそこ踊っているのは私でしたが、それでも「やりたくない」という気持ちがある分、体は潜在意識の中にダイレクトに刷り込まれた暗示に反応して踊ってしまってはいるものの、いまいちキレがなくぎこちないような感じだったようです。
そのせいもあってか、YOUNG MAN (Y.M.C.A.)がかけられ男性陣が元気よく踊らされている間に、催眠術師が私のところにきて1対1で集中的に追い催眠をかけられてしまう私。
脱力させられ、深く沈んでいくような感覚にされ、そこで
あなたは、世界的にも超有名なセクシーダンサーです。あなたのテクニックを魅せること、踊ることはものすごく楽しい。
といったような追い催眠をかけられてしまった私。
ショーでは、女性がセクシーに踊るというのは、特に男性の観客にとっては目玉になるような暗示なのでしょうが、女性陣の反応がみんなイマイチだったので、その中でも反応がまあまあ良かった私は狙われてしまったのでしょう。
完全に自分のことを世界の有名なセクシーダンサーだと思い込んでしまった私は、それからは、アラブ音楽がかかっても、やりたくないという感情はどこへやら、動きにもキレがでてきて、積極的にセクシーな表情で妖艶なダンスを踊ってしまいました。
でも、気分は踊っている時はなんかとても達成感があって、スッキリして気持ちい感覚でした。
体はもちろん、催眠術で気分まですっかり操られてしまったのです。
催眠術にかかっている人の個人差、踊らされる曲によっても、同じ人で、追い催眠などによる暗示の仕方によっても、全然かかっている側の反応が違ってきますし、見ている人からじゃわからない、かかっている側の気分変化もいろいろありました。
やっぱり催眠術は奥が深いのかもしれません。
ちなみに、超一流のセクシーダンサーになった私は、催眠中は気分よくいい気になって踊っていましたが、催眠術を解かれるとじわじわと恥ずかしさを感じるようになりました。
深い催眠状態になっていても、自分がそのときどんなことをしていたのかなんとなくわかっているし、気分よくセクシーダンスしてたのも覚えているので、本当に恥ずかしくてステージをいち早く降りたい気分でした。
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