
催眠術のかけ方にはいろいろありますが、中でも凝視法はよく使われます。
催眠術に興味を持っている人ならば、知っている人も多いと思いますが、凝視法とは、読んで字のごとく一点を凝視させることによって意識を集中させ、催眠術にかけていく手法です。
人間は生理的に、一点に集中すると思考が低下し催眠状態に入りやすくなりますが、この人間の性質を巧みに利用して、上手なタイミングで催眠暗示をいれて催眠術にかけていくのが凝視法になります。
例えば、指先をじっと見つめさせたり、ペンライトや炎を見つめさせたり、揺れる振り子を目で追うというのも振り子という一点を見つめているところから、凝視法になります。
一点を見つめることで、視野狭窄におちいり、それと同時に意識狭窄にもなっていきます。
※ ちなみにこれは私ではありませんw
催眠術のプロになれば、一点を見つめている瞳の微妙な変化から、とろ~んとした感じになっているとか、催眠術に入りかけているとかわかるらしいので、そのタイミングに合わせて、上手に催眠暗示を入れて催眠誘導していくのです。
凝視法と驚愕法の合わせ技で、手の平が顔にくっついて離れなくなる
ちなみに私の従姉は、この状態で、手の平がいろいろな香りになりますというように、香り系の催眠暗示が好きです。
凝視法は、他の誘導法との合わせ技で使われることもあります。
たとえば、私がよくやられるのが、驚愕法との合わせ技です。
驚愕法とは、いきなり予想もつかないことをしてびっくりした瞬間に催眠暗示を入れ、催眠状態に誘導してしまうもので、瞬間催眠などでも使われます。
例えばいきなり目の前に指を出したり、握手した手を引っ張ったり、予想外のことをされると人間はその瞬間に思考停止状態になってしまうのです。そこに上手く催眠暗示をいれられると、あっさりとかかってしまうのです。
例えば、凝視法で手の平の一点を見つめるように言われ、集中してみていると、いきなりその手の平を顔に押しつけられて
さあ、この手の平がピターっと顔にくっついた! もう離そうと思っても離れない!
どう? 離せるもんなら離してごらんなさい!
信じられないかもしれませんが、たったこれだけです。
でも人間の脳って意外と単純にできてるし、脆いもんなんですね。
手が動かないような感じで、本当に顔にピターっとくっついてしまった手の平を離すことができなくなるのです。
凝視法で催眠誘導されやすい人の性格は、次のような人のようです。
凝視法により催眠術にかかりやすい人
集中力がある人
単純作業も熱中できる人
素直な人
思い込みが激しい人
想像力がある人
私の場合は、集中力があるとか創造力があるとか素直なほうなのかどうかはわかりませんが、単純な作業でも熱中できるし、思い込みが激しいところはあります。
こういう人は、ペンライトの光とか振り子とか、ライターの炎とかを使った凝視法による催眠術にかかりやすいし、思い込みが激しい人は深い催眠状態になりやすいようです。
これは、ペンライトの光やライターの炎など一点に集中する力が強いということなので、視野狭窄が起こりやすく、したがって意識狭窄もしやすく、催眠暗示を受け入れやすいと言えます。
これは、じっと催眠術師の催眠暗示に耳を傾けたり、ペンライトの光をみつめるという単純な作業をしっかりできるということは、それだけ催眠術にかかりやすいと言えます。逆に言うと、落ち着きがない子供に催眠術をかけようと思っても難しいとされています。
これは、いろいろ催眠暗示をされて、暗示どおりになっている自分を上手に想像することができることから、想像力がある人は催眠術にかかりやすいと言えます。
また想像力がある人は、イメージによる催眠暗示によって催眠誘導されやすいのです。
素直というのは大切ですよね。 日常生活でも素直じゃないところもあって、後で猛省したりすることも。。。
私は職場ではツンツンした感じで素直じゃなく、「催眠術かかってから職場にくればいいのに」と言われたりするのに、なぜか催眠術にかかってしまう。
私って、意外と素直なんじゃない?
素直じゃないほうなのに、催眠術にかかりやすいという人は、次の思い込みが激しい人かもしれません。
生半可な知識をもつことで固定概念ができ
これは、こうだよね!
と決めつける傾向がある人です。
従姉いわく、
催眠術かけて、操りがいがあるのが思い込みが激しい人で、深くかかりやすく、感情や人格も操りやすい
とのことです。
私は人から言われるとちょっとムッとくるけど、やっぱり思い込みは激しいほうだと思います。
私もそうだけど、自分は思い込みが激しいほうだと思ってる人は、注意しましょうね。
思い込みが激しい人は、
この人、プロの催眠術師なんだ。すごいな。それじゃ、簡単にかけられちゃうかも・・・
と思い込んでしまうため、
「私は、実はプロの凄腕の催眠術師なんですけど・・・」
と言ったり、そういう雰囲気の服装をしたり、しぐさをするだけで、催眠暗示にかかりやすくなるそうです。
う~ん、言われてみれば、確かに私、そういうところあるわwww
例えば、椅子に座らせられ、レモンを持たされて、
さあ、このレモンをじーっと見つめてください。
目を離さないで集中して見つめてください。
ほら、もっと集中して見つめて!
集中して見つめていると、目が疲れてとろ~んとした感じになって、頭もボーっとしてきます。
そして、そのレモンをみつめていると、そのレモンがだんだんとすごく甘くなっていきます。
見つめればみつめるほど、どんどんと、どんどんと甘くなっていきます。
ちょうど、こんな感じで催眠術をかけられたら、どんな感覚になるのでしょうか。
もちろん、個人差もあり、感じ方とかは違うと思いますが、私の体験談をご紹介します。
もちろん、最初は普段と変わりません。
まずは催眠術にかかる前ですが、もちろん意識もしっかりしていますし、レモンもはっきり見えています。
周りの風景もきちんと見えていて、普段と何ら変わりはありません。
周りがだんだんとぼやけてきて、レモンだけに集中していくような感覚になってきます。
レモンを集中して見つめていると、しだいに周りの景色がぼやけてきて、レモンだけに焦点が合って見えてきます。
もちろん意識もありますし、ずっと集中している状態です。
もしかしたら、集中しちゃっててもうこの時点でレモンから目が離せなくなっているのかもしれません。
目がとろ~んとした感じになってくると同時に、頭もボーっとしてきて考えるのが面倒になり、集中して見つめているはずのレモンも、ぼやけてきます。
目がとろ~んとしてくるーというような催眠暗示を受けることには、目線はもう完全にレモンに集中していますが、それもだんだん焦点が合わなくなって、ただなんとなくレモンが視界に入っていて、だんだんレモン以外の周りのものはボーっとモヤがかかったような感じになります。
それに合わせるかのように、頭の中もなんだかボーっとした感じになってきます。
意識はありますが、いろいろと考えるのが面倒くさくなってきて、それよりもレモンに集中しないとということだけで頭の中が支配され、いっぱいになっちゃってる感じです。
このタイミングで、このレモンが甘くなるという暗示をうけると、ボーっとした感じで無意識に
レモンは甘いんだ!というその暗示を頭の中で繰り返すような感覚になります。
もう完全に、ボーっとした感じでレモンに集中しちゃっていて、もうすでにこれは糖度たっぷりの甘い甘ーいレモンだと思い込まされていますw
催眠暗示によって、ボーっとした頭の中、思い込みが激しい私の脳には、完全に
「レモン」=「甘いもの」というふうに思い込んでいます。
とろ~んとした瞳でレモンを見つめていますが、もう周りにはほとんど注意がいかず、手に持っているレモンだけがボーっとした感じで見えてるような感じです。
そして食べるように言われると、甘いミカンを食べるような感覚になって口に入れますが、
ううっ! 甘い!
と感じます。
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