
催眠術にかかると、気持ちよくなって、それで催眠術にはまってしまうという人もいます。
もちろん、
あなたは、感度が倍になるぅ~
さらに倍!!!
とってもとっても気持ちいい~
なんて催眠暗示をされたら、それはもう気分はパラダイス状態になってしまいます。
しかし、そんな催眠暗示をかけられなくても、催眠術にかかると、さすがにかかっただけで気分はパラダイス状態にはなりませんが、それでも、リラックスしたとても気持ちいい状態になります。
また逆に、
あなたは、寒くて寒くてどうしようもない~
さあ、鼻がツン ツツツーンとしてきましたよ~
というような催眠暗示をかけられれば、別に実際は寒い場所にいるわけでもないのに、寒くなってきてまるで冷蔵庫か冷凍庫の中に入れられたみたいな感じになりますし、鼻もツン、ツツツツツーーーーンときて、鼻の近くにお酢がたっぷり入ったコップをあてがわれているような、”きっつぅーーー”というような感覚になります。(少なくとも、私は何度も経験済みw)
しかも、巧みに催眠暗示をされると、例えばこの鼻にツンとくる不快な感覚、きっつぅーーーという感覚ですら、多少不快な程度の感覚であれば、快感に感じたりします。
”きっつぅーーー”という感覚が、だんだん、ちょっと不快で嫌だな・・・ でもこの程度なら、こういう状態に置かれてる自分を楽しんでみるのもわるくないわね!
というような感覚に近いかもしれません。
この感覚や気分は、たぶん催眠術にかからないとなかなかわからないと思いますし、催眠術にかかったとしても、私の感性と他の人の感性も違うと思いますので、私と同じような感覚や気分になるかはわかりません。
鼻が”ツン”とするという感覚一つとっても、それだけ暗示されただけでは、私のようにお酢を連想する人もいるでしょうし、ワサビでツンとした状態を思うかもしれませんし、ヘアスプレーなどのツンとした臭いを連想する人もいると思いますし、同じお酢を連想しても、酢飯を連想するか、コップに入ったお酢を連想するかでも違ってくるでしょう。
まさか、化学実験室にある試薬の「酢酸」を連想する人はあまりいないと思いますがw (これ連想したら、キツすぎるしw)
このように、一つの暗示でも、かかっている人の感性によっても感じ方や受け取り方が違ってくるというのも、催眠術の奥深さなのかもしれませんね。
まあ、このあたりは、催眠術師の腕、催眠術にかかっている深度、さらには人によって感覚・感じ方が違うので、いろいろ変わってくるところだと思います。
今回は、こういった催眠暗示によるのではなく、普通に催眠術にかかった時に、気持ちよくなる、気分がよくなるということについてということで、私が催眠術にかかって催眠暗示によって経験したこうした感覚や気分の変化は、また機会があればご紹介したいと思います。
特に、感覚がどうなるというような暗示をかけられず、普通に催眠術にかかるとどんな感じなのかということについて、何回も催眠術にかけられている私の経験を話します。
催眠術といっても、よくイメージされる5円玉の振り子やライターの火を使ってというかけ方もありますし、瞬間催眠のように、いきなり催眠状態に落とされることもあります。
また、目をつぶりいろいろイメージしながら催眠状態に入っていくこともあります。
催眠術にかかったときの状態も、椅子に座ったまま体が前に倒れて手がだら~んという体勢のときもあれば、背もたれによかかって天井を向いて口を軽くポカンと開けたような体制のときもありますし、立ったまま頭がガクンとなっている場合も、体が一本の棒のようにカチンカチンにされている状態の時もあります。さらには床にごろんと寝た状態の時もあります。
それぞれ、催眠術のかけ方、かかっているときの状態によって、感覚や気分は違います。
人によっても違うでしょうし、ケースによって違います。
眠いのを強制的に我慢させられ、一気にスーッと深い催眠状態に落とされるときの気持ち良さなどは病みつきになりそうですが、それぞれのケースを話していくと、複雑になっていっちゃいそうなので、オーソドックスな状態として、ライターの火などで普通にかけられ、素直に普通に椅子に座り、目は開いている状態について話します。
はっきり言って、少し眠いです。
意識はちゃんとあり、自分が今、催眠術にかけられて催眠状態になってこんな感覚になっているというのもわかっています。
体は脱力して重い感じで、目もトロンとした感覚があり、頭がボーっとして、フワフワした感じでいろいろ考えるのが面倒くさい感覚です。
ちょうど夜眠りにつく直前や、朝起きた直後の状態に似ています。
脱力して、リラックスした感じで、頭がフワフワしていて、あたたかい雲の上でフワフワに包まれているような感覚で、とても気持ちがいいです。
一応、私も理系女子(リケジョ)の一員として、またよく催眠術にかけられる身としても、ここは科学的に解明するしかない!
ということで、どうして催眠術にかかると気持ちよく感じるのでしょうか。
実は、催眠術にかかり、催眠状態におちいると、脳内にドーパミン、β-エンドルフィンといったホルモンが分泌されることが科学的に証明されています。
ヘロインやコカインなどの麻薬と違い、これらのホルモンは、普通に人間が生活していく中で、分泌されるものです。
「ランナーズハイ」という言葉を聞いたことあるかと思いますが、マラソンなどで長距離を走っていると、走り始めたころは苦痛だったものが、ある時点から気分が高揚して、快感に変わっていき、いつまでもこのまま走り続けていられる、走っているのが気持ちいいという感覚になってくるものです。
このランナーズハイも、こうしたホルモンが分泌されて快感を感じるようになると言われています。
催眠術にかけられ、催眠術の魅力に目覚め、ハマリまくってしまい、今や完全に催眠術の虜になってしまった理系女子(リケジョ)としては、ここは解明しなければなりません!
という使命感はおいておいて、なぜ催眠術にかけられた人の中には、催眠術にハマってしまう人がいるのだろうか。
それは、催眠状態になったとき分泌されることがわかっているドーパミンが深く関係しています。
誰かに褒められたり、成功をしたり、何かに感動したりしたとき、喜びや快感を感じると思いますが、そのときに分泌されるのがドーパミンです。
ドーパミンをひと言で言えば、「人生バラ色ホルモン」と言ってもいいのかもしれません。
逆に、このドーパミンが不足してしまうと、いろいろなことに対して、無感動・無関心・無気力の「3無人間」になってしまいます。
依存症というと、アルコール、タバコ、ギャンブルというようなことが連想されると思いますが、実はこうした依存症の原因にも、ドーパミンは関係していると言われています。
快感を感じさせてくれるドーパミンにより、催眠術にかかったときの気持ち良さをまた味わいたいということになります。
催眠状態になると、脳内に分泌されるβ-エンドルフィンというホルモンは、ランナーズハイホルモンとも言われ、マラソンを走っているときにランナーズハイになる原因にもなっています。
強い鎮痛作用があり、脳内麻薬とも言われるβ-エンドルフィンは、高揚感や満足感が高まっているときに出ています。
β-エンドルフィンは、走っていてランナーズハイの時に出ていますが、それいがいでは、熱いお風呂に入ったときや、お笑いでゲラゲラ笑っているとき、美味しいものを食べて満足しているとき、リラックスして楽しいことを想像している時、そして夜の性の営みをして気持ちいい気分になっているときにも分泌されています。
もしかして、鼻にツンときても、”きっつぅーーー”という感覚から、ちょっと不快で嫌だな・・・に変わり、しまいには確かに鼻にツンとはきてるけど、これはこれで快感と感じるのも、もしかしたら、このランナーズハイホルモン、つまりβ-エンドルフィンが関係しているのかもしれませんね。
気持ちいいことと言えば、夜の営み、さらには違法ですが麻薬や覚せい剤といったところがあげられます。
気持ち良さの指標としては、人生バラ色ホルモンのドーパミンの分泌がありますが、夜の営みで気持ちいいと感じているときのドーパミンの分泌量を100とすると、ヘロインが300、コカインが400、覚せい剤が1000だというふうにも言われています。
しかし、催眠術は、2000の気持ち良さを感じることができると言われています。
単純に比較はできませんが、性行為の20倍、覚せい剤と比べても2倍も気持ちいいというふうにも考えられます。
麻薬や覚せい剤は体の外に出ていくまで脳内麻薬が分泌され、依存性もあり体に害がありますが、催眠術の場合は、多くの脳内麻薬とも言われるドーパミンやβ-エンドルフィンが分泌されるので
気分はさーいこーーーー、とってもパラダイスぅ~~
となり、催眠中はもうメロンメロンになっていても、催眠術が解けた瞬間、スッキリ気分になります。
したがって、体にとっても害はないのです。
催眠術にかかっている時の気持ち良さ、そして催眠術が解けた瞬間のスッキリ感、これは一度は催眠術にかかってみないとわからないと思います。
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