内 容

加東亜希彦は、本当に原島浩美を裏切ったのか?

『原島浩美がモノ申す』は次週が最終回ということになりました。

このドラマは、都市銀行で働く女性総合職の主人公が大胆な発想と行動力で、業績不振の支店の立て直しを皮切りに活躍する様子を描いたコミック『この女に賭けろ』を原作としたドラマで、よつば銀行台東支店営業課長に抜擢された真木よう子さん演じる原島浩美が、柔軟性と芯の強さ、物腰の柔らかさ、頭の回転の速さ、勘の鋭さといった個性の面白さを見せながらも、『恐れながら申し上げます』という決まり文句で難題を痛快に解決していくドラマです。

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最終回を前に、原島浩美とコンビを組んでいた関ジャニ∞の丸山隆平さん演じる加東亜希彦が裏切るという形になっているようですが、実際に本当に裏切りだったのかは、第7話の終了時点でははっきりわかっていません。

 

最終話を前に、最後に人事部の永松人事部長に電話を入れて、表面上は原島浩美を裏切った形になっています。

人事部長に電話する前に、
支店長の「組織において力こそ正義だからな・・・」という言葉や、元ライバルだった社員の「上に行かなきゃ生き残れないんだ・・・」といった言葉がでてくるシーンがあり、自分の保身のために裏切った感がプンプンするような演出になっています。

 

一方、原島浩美と加東亜希彦のコンビ解消ともとれる言い争いによりお互いに別れていくシーンでは、原島浩美は次のようなことを言っている。
加東亜希彦が、「これ以上、頭取と争うつもりですか?」と言ったのに対し、
「頭取と争うつもりはない。よつば銀行が桜庭地所をつぶそうとしているのは間違っている。」と言っています。

 

頭取と争うことにはならないが、よつば銀行が桜庭地所をつぶさないような秘策を思いつき、そのことを人事部長に進言したとも考えられます。
それが、桜庭地所の社長の解任、桜庭地所の専務の社長就任につながっているとも考えられます。

カギを握る『翼』というキーワードに隠された結末とは

このドラマの鍵を握るキーワードに『翼』があると思います。

 

第7話の1つ前、つまり第6話では、戸田菜穂さんが演じる森下ヒューマンリソースカンパニー女社長と松崎商船社長の前で、原島浩美は次のような言葉を言っています。

 

今なら戻ってきてもいい。今なら許してやると言いに来た松崎社長に、
「恐れながら申し上げます」と有名な決まり文句が出る。
そしてそれに続けて、
「女性だから特別扱いをしてほしいのではなく対等にしてほしい。森下さんに必要なのは居心地のいい鳥かごではなく羽ばたくことのできる翼だ」と伝えています。

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さて、翼というと第7話にも出てきています。
加東亜希彦が一人カラオケでかけていたのが、『翼をください』

 

この曲は、山上路夫作詞、村井邦彦作曲おtなっています。
ドラマでは、「いま私の・・・」で切れてしまい、関ジャニ∞の丸山君が歌う「翼をください」を聞きたかったというファンもいるようです。

それはさておき、この歌の歌詞を見てみましょう。

 

♪いま私の願いごとがかなうならば翼がほしい
♪この背中に鳥の白い翼つけてください

 

♪悲しみのない自由な空へ翼はためかせ行きたい

 

「組織において力こそ正義だからな・・・」という支店長の言葉と合わせて考えてみると、組織という鳥かごの中にいる自分。
でも、できれば自由な空を飛べる翼が欲しいという潜在意識があるという暗示、伏線ともとれないでしょうか。

さらに『翼をください』の2番は
♪ 子供の時夢みたこと 今も同じ夢にみている
となっているバージョンもありますが、これは、
♪ いま富とか名誉ならばいらないけど翼がほしい
という部分が省略されているのです。

 

『今 富とか~』で始まる2番冒頭の歌詞は、曲の長さを抑えるためにレコードでは省略されたようです。

 

つまり、富とか名誉なんかはいらない。正義を貫ける自由な翼が欲しいという思いが潜在意識にあるのではないかという暗示・伏線にとれます。

最終回はどうなる? (ネタバレ注意!)

結局、正直なところ、第7話が終わった時点で、最終話はどうなるかわかりません。

 

個人的にいうと、若い女性から人気がある関ジャニ∞の丸山君を最終的に悪役にしたままでドラマを終わらせてしまうのだろうか。

 

ということで、原作の漫画を調べてみると、原島浩美は、確かに島津副頭取とは敵対しているのですが、彼女にとっては敵でも、よつば銀行にとっては必ずしも敵とは限らず、毒にも薬にもなりえる可能性がある「島津頭取」という存在に賭けてみようと考え、島津頭取の誕生に尽力しています。

 

ドラマでも、柳葉敏郎さん演じる島津副頭取とは敵対しているような関係ですが、ドラマでも原島浩美は、加東亜希彦と言い争うシーンで、
「頭取と争うつもりはない。よつば銀行が桜庭地所をつぶそうとしているのは間違っている。」と自分の考えを述べています。

 

私は、これを受けた加東亜希彦が、島津副頭取の益になるが、桜庭地所をつぶさずに済み、それがよつば銀行の利益にもつながるような妙案を考えだし、それに基づいて動いたのではないかと予測しています。