子供の指1本で瞼が開かない催眠トリック

子供の指1本で瞼が開かない催眠トリック

催眠術で使われるトリック誘導

催眠術は、人間の体の仕組みと思い込みを利用して誘導していく方法があります。
実際には、誰もが言われた通りになる人間の体の構造上起こってくる反応を、いかにも催眠暗示によってそれがひきおこっているように思い込ませるのです。

 

人間の体の仕組みを利用した催眠誘導の方法はいろいろあるのですが、例えば、手を組んだ状態から、人差し指だけを立て、さらにその状態から離してみます。
そして、その指と指の間を見つめていると、離した人差し指がどんどんくっついていってしまうというものがあります。
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これは、もともと人間の体の構造からして、手を組んだ場合で、人差し指だけを立ててから少し離してみると、力を抜けば自然と人差し指はくっついてくるものです。
人間ならば当然起こるような反応でも、体の構造上、起こる反応だということは言わず、催眠暗示を与えると、いかにもその反応が催眠術によって起こったものと思い込み、催眠術にかかっていってしまいます。

 

 

従姉の娘に、こうした仕組みを上手く利用され、みごとにどっぷりと催眠状態になってしまった体験をご紹介します。


 

従姉の娘に、こうした仕組みを上手く利用され、みごとにどっぷりと催眠状態になってしまった体験をご紹介します。

あっさりかかってしまった、子供に指一本で瞼が開かなくされる催眠誘導

従姉の娘に、催眠トリックをつかわれ、みごとに催眠術にかかってしまった私の体験談をご紹介します。

 

 

さあ、そこの椅子に腰かけて、目をつぶって
そしたら、ゆっくりと深呼吸をして~
そう、吸って~ 吐いて~
ゆっくり鼻から吸って~ 口からゆっくり吐いて~
吸って~ 吐いて~
はい、普通の呼吸に戻しましょう。


目を閉じたまま、言われた通りに深呼吸をする私

 

(鼻梁の真ん中に指をあてられ、軽く少し上から下へ押し上げられぎみにされる)
(顔がつられて上方を向くというレベルではないけれど、軽く指圧されてるような感じで押される)
はい! もうあなたの瞼は重くなって、ピターっとくっついてしまいました。
もう目を開けようと思っても、瞼はしっかりとくっついてしまっています。


・・・
ウソでしょ
ヤバ・・・
まじ瞼が開かない...

 

はい、もう眉を吊り上げてもがいでも目は開かない!
(今まで穏やかなしゃべり方だったのが、急に強く自信ありげに断定するような口調で)
ほら、眉を吊り上げてもがいてみて! 開かない!
眉を吊り上げてもがけばもがくほど、それとは逆に瞼はどんどんしっかりとピターっとくっついていってしまいます。
さあ、開けてみて! 瞼が重くて開けることができませんね。


クッソ!
絶対眉吊り上げてもがきまくってでも瞼開けてやるー!
・・・
なんで瞼、開けられないのよ!
くやしいけど、これ完全にかかっちゃったわ。。。.

 

ほら、もがいているとだんだんと眉が疲れてきて、目の力も抜けて気持ちよくなってきます。
もう眉をつりあげてもがくのが面倒になってきます。
そして目の力が抜けていくと同時に、体の力もどんどん抜けていき、とってもリラックスした状態になります。
とってもいい気持ちです。どんどん体の力が抜けていく。そして深い深い催眠状態に入っていきます。


ヤバっ! これ本格的にかけられる・・・
・・・
ああ、ダメ、眠くて体に力が入らない。。。
気持ちよくなってきた。。。 もうあれこれ考えるの面倒
・・・
こうなったら素直に受け入れたほうが楽なんだよね。。。

 

さあ、私が眉に触れると、瞼を簡単に開けることができ、深い深い催眠状態のまま目が覚めます。
あんなに眉をつりあげてもがいてもピターっとくっついて離れなかった瞼を、簡単に開けることができます。
瞼は開けれるけど、催眠状態なので眠くてボーっとした感じです。しかしリラックスしててとても気持ちいいですよ。


・・・

瞼は開いたものの、瞳はとろーんとしてて、焦点が定まらない感じで前方をボーっとみつめてる感じ
頭はボーっとしていて、すごく眠くてフワフワしていて心地よい感覚
自分が催眠術かけられて、今深い催眠状態にされているという認識はあるんだけど、すごく心地よくて、抵抗して覚めようとかいう考え自体がすでにもう頭の中から消されてしまって、思いだせなくなっている感じ。
というより、心地よくてこのままずっと催眠状態のままでいたいと思っていたかもしれないぐらいwww

瞼が開かなくなる催眠誘導のツン姉理系女子解説

催眠術によくかけられることもあってか、催眠術のことはそこそこ勉強しているつもりの私ですが、はっきりいって今回のかけ方は知りませんでした。

 

一応、私も理系女子(リケジョ)のはしくれなので、理系女子らしく、ちょっとだけ解説してもようかと思います^^V

 

 

人間の体の仕組みを利用した催眠誘導の方法は数多くあり、催眠術のかけ方に関連した本にも、いろいろと紹介されていたりもします。
私も、こういった本を読んだりしてるので、ある程度は知識を持っているつもりでした。
まあ、私の場合は催眠術にかかりやすいせいか、手口がわかっていても、仕組みや理論がわかって頭で理解してても、催眠術にかかってしまうのですが、負け惜しみにしか聞こえないかもしれないですが、頭や知識では、仕組みも理論もわかってるのですwww

 

まあ、わかってるのにかかっちゃうから、なおさら余計にくやしいというのもあるんですが・・・ww
こればかりは、どうにもなりません。。。


 

 

催眠誘導で、人間の体の仕組みを利用した誘導は、数多く知られています。
さて、今回の『瞼が開かなくなる』という催眠誘導にしぼって考えても、いろいろあります。
たとえば、目を閉じて、意識を頭のてっぺんに集中し、まぶたを閉じたまま、頭のてっぺんを見るようにします。
すると、瞼が開かなくなります。
実際にやってみてね! 瞼開けづらくなると思いますよ!


 

どうして瞼が開けづらくなっちゃうのか解説すると、目を閉じたままの状態で、頭のてっぺんを見つめるような感じで目の筋肉に力が入っていると、そちらの方向へ働く筋力のベクトルのほうが強くて、瞼を開けようとする力が働かなくなってしまうのです。
それで、瞼が非常に開けづらくなってしまうんだけど、そのとき催眠術師はうまく暗示を入れて、本当は体の構造上、当然の反応として起こってることを、いかにも催眠暗示によってそうなったように思わせるの。
そして私達は催眠誘導され、スムーズに催眠状態へといざなわれていってしまうってわけ!
だから、この仕組みをわかっている人は、この催眠誘導法によっては催眠術にかかりにくい傾向があるってことなの。
私みたいに、この仕組みわかってっても、あっさりかかっちゃう人もいるけどねw
ちなみに、頭のてっぺんじゃなくて、後頭部を見つめるようにって催眠誘導したりする場合もあるけど、理屈は同じよ。
後頭部を見ようとする筋力が強くて、瞼を開けようとする力を邪魔して、瞼が開けにくくなるってわけ!


瞼が開かなくなる催眠誘導、知らなかったので勉強してみた

このように、瞼が閉じたまま開かなくなるという催眠誘導はしっているつもりだったんだけど、今回の誘導のされ方は知らなかったので、調べてみました。

 

まずは、自分の体で試してみて考察してみた

私が誘導されたのは、椅子に座って瞼を閉じて、深呼吸をするということ。
まあ、イメージをしているわけでもなく、ただ椅子に座って目を閉じて深呼吸しているだけだから、普通に考えてもこれだけでは催眠術にはかからないわよね。
すると、問題は、目をつぶっているときに鼻梁(びりょう:鼻筋の部分で、鼻筋のでぱったところあたり)を押されたことが理由ってことね
そして実は、従姉の娘は心持ち、私の鼻梁に指をあてがったあと、クイッと少し顔の上のほうへ軽く押す感じにしていたわ

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ということで、理系女子らしく自ら、人体実験www
すると、なんとなんと次のような結果に
① 鼻梁を押さえた指で普通に少し押さえる ⇒ まあまあ普通に開けれる
② 鼻梁を押さえた指で少し顔の上のほうへ軽くあげる ⇒ 開かない! 頑張れば開くけどかなり開けづらい
③ 鼻梁を押さえた指で少し顔の下のほうへ軽く下げる ⇒ 簡単に瞼を開けらえる

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これね! 原因は、鼻梁を押さえたとき、クイッと鼻を心持ち若干上へあげられたためね
本当に弱い力だし、心持ちっていう程度にしか上へ押されていない感じだったけど、これが結構強力に効いちゃってたのね!

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みんなも実際にやってみてね! 鼻梁を指で押さえていろいろなパターン試してみてね! たぶん私と同じような反応になると思うからw


 

なぜ、鼻梁を押さえ少し上に心持ちあげると瞼が開かなくなるの?

 

 

瞼を開ける主な筋肉と言えば、瞼の上にある上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)と、ミュラー筋という平滑筋ね。

 

そして一方、これらの筋肉が瞼を開ける力を邪魔をして瞼が開くのに抵抗するのが、目の周りの筋肉である眼輪筋(がんりんきん)など

 

これからわかりように、鼻梁に指を当て、顔の上の方へ少し押すことによって、眼輪筋などに力が加わり、その影響で瞼を開けるための上眼瞼挙筋やミュラー筋の抵抗因子になって、瞼が非常に開けづらくなるらしいのです。


 

なぜ、理屈では眉吊り上げても無駄だってわかっているのに術中にはまり抵抗したの?

 

さすが催眠術の威力って言うしかないわね。
言い訳じゃないけど
『眉を吊り上げる筋肉は、瞼を引き上げるための筋肉はほとんど関係ないため、眉を吊り上げてもほとんど瞼を開けることにはつながらないので、そんな眉をつりあげて瞼を開けようとしても無駄』という理屈はわかってるのよ!


 

でも、催眠術かかってたとき、

 

眉つりあげてもがいてごらん! 開けられるもんなら開けてみて!


 

そう言われた時、正直言うと、この理屈、すっかり頭の中から飛んでしまっていて、感情的に

クッソ! 絶対、抵抗して瞼開けて、のがれてみせる!

ってなっちゃってたの。

 

 

それで、必至に眉をつりあげもがくけど、結局瞼は開かず、相手の思うツボにはまっちゃったわけ。
このへんの心理操作、くやしいけど上手いよね。。。

 

でも、私が感情的な気分になって従姉の娘の挑発に乗ってしまったのも、眉を吊り上げてもがいても関係ない筋肉だから無駄という理屈を忘れてしまっていたのも、仕方ないことなのよ。

 

だって、すでに閉じていた瞼が開かないと思った瞬間、もう驚愕して催眠状態に入り、変性意識状態になっちゃってたから、もう正常な判断ができないのよ。

 

いくら知識があっても、理屈でわかっていても、催眠術にかかり変性意識状態にさせられた瞬間、それらはもうまったく意味をなさないってことなの。


 

催眠術かけられる前に、「眉つりあげても無駄な理屈」を従姉の娘に、得意げに説明していた私だけに、催眠術にかかり、暗示どおり、瞼を開けようと必至に眉をつりあげもがいていた私をみて、してやったりだっただろうな。。。

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